2020年05月04日

新型コロナの終息のシナリオ

COURRiER JAPON 6月号
を読みました。
この雑誌、書店で購入できますが、ネット配信サービス「dマガジン」を使いました。

特集タイトルは…
3DFA4D20-CF21-45B8-AD19-A191A343B2D7「新型コロナウィルス『終息へのシナリオ』」
です。
私が注目した記事は、米国ジョンズ・ポプキンズ大学准教授ジャスティン・レスラー(疫学者)の描くシナリオです。
タイトルは、
「パンデミックが終息の日を迎え、日常が戻るのはいつになるのか」
です。

レスラー准教授は、現在のパンデミック第一波で世界人口の半分以上が感染する可能性を指摘した上で、何度も繰り返される流行の波と終息までの長い道のりを予測しています。

一般の日本人的な目線で読むと、少々残酷に感じるところもありますが、現実は直視すべきでしょう。

その議論の中身は、本書で確認していただくとして、私たちの今の新型コロナ対策は、ちょっと皮相的過ぎないかと思ってしまいます。
もっと本質的なところで、感染症対策は「集団免疫」が獲得されるプロセスの問題として新型コロナの対策や対応を考え、5年、10年、20年という長期的視野を持って、今月はどうするかという短期の課題、年内はどうするかという中期の課題に取り組んでいかなければならない、と思うのです。

もちろん、この集団免疫に関しては色々な議論がされているのは承知しています。
人の健康と生命に関わる問題ですから、非常にナーバスになりやすいテーマですが、避けて通ることはできません。
最近は、メディアの報道でも、これを取り上げるところが出てきたようですが、これは喜ばしいことと思います。

取り急ぎ、COURRiER JAPON 6月号の新型コロナ特集は、一見の価値があるように感じましたので、ご紹介する次第です。
  

Posted by soeipatent at 12:06Comments(0)