写真は、8月22日の日経新聞夕刊です。
ロシアがグルジア侵攻を
“数ヶ月前から計画”
していたと報じています。
同様の記事は、東京新聞にもありますが、そこで上げられている
“ロシアの陰謀の証拠”
は、一部は一致していますが、一部は異なっています。
東京新聞はグルジア側からの情報を中心に解説しています。
日経新聞は
・「50%以上の確率で8月に戦争が起きる」という7月初旬のロシア政府筋の話や、
・ロシアの独立紙ノバヤ・ガゼータの「4月にグルジア侵攻が計画された」という記事、
を紹介しています。
また、
・ロシアに避難した南オセチアの住民が記者に「7月からロシア軍と毎日訓練していた」と語ったことや、
・7月に軍事演習して指揮官がグルジア周辺に集結していた、
・その他の現地での取材情報など、
ロシア側からの情報も取り入れた解説しています。
新聞社の情報収集力の差を見せ付けられるようで、面白いですが…
ともあれ、
世界中の目が北京オリンピックに集まっているとき、まさに開会式のとき、地球の裏側でドンパチを始めた。
北京オリンピックの開会式の最中に、
「グルジア軍が、ロシア軍に攻撃を仕掛けた!」
というニュースが飛び込んできて、多くの人が驚いた。
そして…
大国ロシアを相手に勝ち目のない攻撃を仕掛けたグルジアを
「馬鹿な奴らだ!」
と思った筈です。
しかし、実際は…
ロシアの巧妙な罠にグルジアが引っ掛かっていた!
私も、一時は
“そうかも(グルジアが阿呆かも?)…と思った”
のですが、
・ ロシアの北京オリンピック選手団が保安などの理由から超豪華ホテルに入っていたと知って、
また、
・ グルジア軍と、グルジア周辺のロシア軍との間には数十倍の戦力差があると知って、
思いが変わりました。
10日ほど前から
“この紛争の発端には、裏があるかも?”
と思うようになっていました。
なんといっても、プーチン首相は
“ソ連時代はKGBの元締め”
でしたから、この程度の陰謀を巡らし、グルジアを罠に掛けるのは朝飯前…でしょう。
特許事務所の所長のブログなので、政治的なテーマは避けたいのです。
しかし、戦火に打ちひしがれている人々があまりに可哀相で、もう黙っていられないので、カキコしました。
新聞紙面をを写真に撮ってブログにコピペするのは、著作権法を業務範囲とする弁理士として如何なものか…という疑義にも、あえて触れません。