バンコク、ハノイに続いて、ジャカルタに出張してきました。
現地での行動は、平日の2日間のみで、インドネシア知的財産総局を含めて6箇所を訪問しました。
写真は…
現地代理人事務所でのミーティングの様子です。
タイ、ベトナム、インドネシアでは公用語に英語が入っていません。
それゆえ、
日本から特許出願しても、それが正しく現地公用語に翻訳されているのか、たびたび問題になります。
出願人側としては、深刻な問題です。
テキストが日本語で、それを現地で公用語(インドネシア語)に翻訳している場合に比べると、日本側で英語のテキストを用意して現地でインドネシア語に翻訳している場合は誤訳は相対的に少ないようです。
もちろん、創英は後者を標準としています。
しかし、それでも誤訳は散見されるようです。
現地訪問の前に、インドネシアネイティブによる翻訳チェックをしておいて、そのデータに基づいて議論します。
この事前準備が重要です。
過去の現地出願をランダムに抽出し、その英文テキストと現地語書類(明細書等)ほ比較対照し、ネイティブが翻訳チェックします。
その結果を東京本部の担当スタッフが精査し、現地の担当事務所に情報提供し、コメントを求めます。
つまり、
表敬訪問や単なる聞き取りではなく、事前の準備で得たデータに基づくミーティングです。
写真のように現場で翻訳を担当している女性スタッフも参加します。
これまで実施してきたタイとベトナムの例によると、その後の翻訳品質などに有意な効果が出ることがわかりました。
インドネシア知的財産総局も訪問し、その様子も見てきました。
その訪問前に、お昼になったのでランチしました。
こちらは…
知財総局の近くの食堂で食べたランチです。
ラーメンライス定食というところでしょう。
安かったですが、現地の人たちの日常の食事を知ることができました。
知的財産総局では、写真撮影は差し控えましたが、談話室は大盛況。
休憩時間は長い(?)ようです。
また、
紙のファイルが積み上がった書庫(倉庫?)を見て、情報管理には少しばかり不安を感じてしまいました(綺麗ごとはさておき、本音の感想です)。
こちらは…
ジャカルタ市内の様子です。
同行したK弁理士は、意匠商標ぶらぶら日記で紹介すると言って、盛んに町の様子をカメラに収めていました。
それにしても彼は、バイタリティと体力がありますね。
創英はタイ・バンコクにASEANオフィスを設置し、東南アジアでの活動を強化していますが、こういう活動は一時的なもので終わらせず、継続することが大切ですね。
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