2019年08月27日

ASEAN誤訳対策出張 Part.3

バンコク、ハノイに続いて、ジャカルタに出張してきました。
現地での行動は、平日の2日間のみで、インドネシア知的財産総局を含めて6箇所を訪問しました。

写真は…
4C678308-233F-4E98-9718-EA68652665FF現地代理人事務所でのミーティングの様子です。
タイ、ベトナム、インドネシアでは公用語に英語が入っていません。
それゆえ、
日本から特許出願しても、それが正しく現地公用語に翻訳されているのか、たびたび問題になります。
出願人側としては、深刻な問題です。

テキストが日本語で、それを現地で公用語(インドネシア語)に翻訳している場合に比べると、日本側で英語のテキストを用意して現地でインドネシア語に翻訳している場合は誤訳は相対的に少ないようです。
もちろん、創英は後者を標準としています。
しかし、それでも誤訳は散見されるようです。

現地訪問の前に、インドネシアネイティブによる翻訳チェックをしておいて、そのデータに基づいて議論します。
この事前準備が重要です。
過去の現地出願をランダムに抽出し、その英文テキストと現地語書類(明細書等)ほ比較対照し、ネイティブが翻訳チェックします。
その結果を東京本部の担当スタッフが精査し、現地の担当事務所に情報提供し、コメントを求めます。
つまり、
表敬訪問や単なる聞き取りではなく、事前の準備で得たデータに基づくミーティングです。
写真のように現場で翻訳を担当している女性スタッフも参加します。

これまで実施してきたタイとベトナムの例によると、その後の翻訳品質などに有意な効果が出ることがわかりました。

インドネシア知的財産総局も訪問し、その様子も見てきました。
その訪問前に、お昼になったのでランチしました。
こちらは…
10388427-CCE9-45D1-9A39-10B07DD905D0知財総局の近くの食堂で食べたランチです。
ラーメンライス定食というところでしょう。
安かったですが、現地の人たちの日常の食事を知ることができました。

知的財産総局では、写真撮影は差し控えましたが、談話室は大盛況。
休憩時間は長い(?)ようです。
また、
紙のファイルが積み上がった書庫(倉庫?)を見て、情報管理には少しばかり不安を感じてしまいました(綺麗ごとはさておき、本音の感想です)。

こちらは…
16DA195D-AA7A-4AFC-AA54-29F040C03EADジャカルタ市内の様子です。
同行したK弁理士は、意匠商標ぶらぶら日記で紹介すると言って、盛んに町の様子をカメラに収めていました。
それにしても彼は、バイタリティと体力がありますね。

創英はタイ・バンコクにASEANオフィスを設置し、東南アジアでの活動を強化していますが、こういう活動は一時的なもので終わらせず、継続することが大切ですね。


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2019年08月06日

創英で米国弁理士試験合格者…続々と!?

先週、創英のUSAオフィスから…
再会東京本部オフィスにやってきた鄭 聖曄君。
久しぶりの再会です。

どうして「久しぶり」になったのかというと、鄭君は永住権取得の手続き中だったので、なかなかアメリカを離れることができなかったのです。
このたび、めでたく永住権を取得。
晴れて東京にやってきました。

鄭 聖曄君は韓国籍。
創英で働き始めて16年、日本の弁理士ですが、これからは日米の双方の弁理士としてワシントンDCを拠点に仕事します。

ところで彼は、何年か前にpatent bar(米国弁理士試験)に合格していたので、永住権取得の直後に正式にpatent agent登録の手続きをしたのですが、これが不調になってしまった。
その理由は、試験合格から法定以上の年月が過ぎていたためらしい。

そこで、先月、2度目の試験を受けて再び合格。
落ちられない、落ちたら恥ずかしい(?)というプレッシャーの中で、見事に合格。

…ということで、昨年1名、今年1名の合格者に続き、またまた創英から米国弁理士試験合格者が誕生することになりました。
まだ総数10人には届いていませんが、東京オリンピックの頃には…。
  
Posted by soeipatent at 00:57Comments(0)

2019年08月04日

2019年の夏、創英は快進撃を始めた!?

毎年、8月の第一金曜日は、オール創英のメンバーが東京に集結します。
東京本部オフィス、京都オフィス、福岡オフィス、USAオフィス、そしてASEANオフィスの5拠点から集まります。

年に2回の創英の公式行事です。
17時から20時までの3時間、第1部(2019年上半期業務報告&表彰式)と第2部(納涼懇親会)が催されました。
こちらの写真は…
納涼会開会の挨拶第2部の開会時の様子。
挨拶しているのは設樂隆一会長です。
裁判所での経験に触れながら、創英の近未来についての含蓄のあるお話がありました。

懇親会では、東京會舘の美味しい料理を堪能するわけですが、私はあちこち歩き回っていたので、何も食べることができませんでした。
残念!
最低限、カレーは食べておくべきでした!

参加者には…
秋は台灣もれなくお土産が配られました。
台灣名物のパイナップルケーキです。
そして、
「創英所員旅行 2019 秋」
と書かれたカードが入っていました。

所内で旅行先のアンケートを取ると、どうしても国内派と海外派に分かれてしまう。
それならば、国内と海外の両方とも行っちゃえば良いのではないか?
また、
旅行時期を考えると、どうしても初夏と晩秋の選択で迷ってしまう。
それならば、初夏と晩秋の両方で行っちゃえば良いのではないか?

そんな次第で、2019年の創英旅行会は初夏の北海道と、晩秋の台灣/中華民国となった次第です。
今年の幹事会は、幹部級の所員が仕切っており、立候補者が大半という強力な布陣です。
だから、そんな大胆なことができるんでしょうね。

楽しく有意義な納涼会の翌日、江戸川河川敷の野球場で、パテント杯の野球大会が開かれました。
こちらは…
パテント杯の初戦に圧勝!創英野球部の初戦のスコアボードです。
対戦相手はJAFBICです。
12対0の5回コールド勝ちです。

猛暑の中の試合、投手と捕手は前半と後半で交代し、危なげない試合運びでした。
相手チームをコテンパンに破った!
…ということですが、JAFBIC(一般社団法人 日本食品・バイオ知的財産権センター)の◯▽さん、△◎さん、、、すんません。

初戦快勝でみんな笑顔です。
創英オール現役チーム全員、創英の現役メンバーでチーム編成していますが、以前と比べると本当に強いチームになりました。
昨年と一昨年はパテント杯野球大会の準優勝ですが、今年は初の◎◎を狙っているのでしょうか?
  
Posted by soeipatent at 11:30Comments(0)