2020年04月25日

アフターコロナのオフィス体制と、新しい働き方イメージを創り上げる

24日の金曜日…
満開の胡蝶蘭3日ぶりに丸の内オフィスに出勤しました。
オフィスにいたのは14時から18時までの4時間。
いわゆる「オフピークの時間帯」でしょうか。

写真は、私のデスク脇の胡蝶蘭。
満開です。
しかし、丸の内に人通りは少ない。

創英も、ほぼ完全に在宅リモートワークに移行しました。
健康と命の安全を優先するのは、事業体として当然のこと。

こちらは…
在宅勤務率は8割台事務フロアです。
最も在宅リモートワーク化が困難と思われていた事務部門も、一挙に移行しました。

在宅率8割越え/出勤率1割台です。
もちろん、
京都オフィスも福岡オフィスも含めての在宅テレワーク率です。

政府/専門家会議の「最低7割、可能なら8割」という数値目標は、創英では十分にクリアしています。

これが今回、可能になったのは、新型コロナ感染拡大以前から情報システムの高度利用に取り組むことで、2つの仕組みとシステムが整備されていたからです。

一つは、基幹業務システムが確立されていて、それにアクセスして仕事する体制が整備されていたこと。
もう一つは、メンバー間のコミュニケーションプラットフォームが整備されていたこと。

今回の危機対策を通して、これらの有効性が実証されました。
平時の通常勤務と同等レベルの業務パフォーマンスも達成しています。
そして、コミュニケーションプラットフォームなどは更に進化しました。

今回のコロナ感染拡大は、簡単には終息しそうにありません。
仮に緊急事態宣言が解除されたとしても、5月7日以降も、「最低7割、可能なら8割」という数値目標での「自粛」は続くでしょう。

それを見越して、アフターコロナのオフィス体制を着実に創り上げていく、
そして、
時代に見合った新しい働き方を探求する活動にも同時進行で取り組んでいく、
これが今、最も大切/死活的に重要なテーマと考えています。



  

Posted by soeipatent at 10:52Comments(0)

2020年04月20日

本当の働き方改革を実現するチャンス!

新型コロナの感染拡大が続いています。
こちらは…
東京 銀座通り金曜午後の銀座通りです。

人の少ないところを選んで撮影したわけではなく、普通にスマホでシャッターを切りました。

デパートも、レストランも、商店も、みんな閉店しています。
どこもかしこも閉店、休館ですから、人が少ない(いない?)のは当然でしょう。

この異様な光景は、いつになったら終わるのでしょうか。

こちらは…
博多駅前金曜夜の博多駅前です。

創英の福岡オフィスに3ヶ月赴任している弁理士S君が送ってくれました。

赴任中に緊急事態宣言が発出されたので、急遽、赴任期間を延長して福岡に滞在しています。

人の移動を極力控えることが大事なので、帰京するタイミングが難しいですね。

創英は、3月1日からオフピーク出勤/退勤を開始する一方で、それまでの10数名による在宅勤務での働き方を、メンバー全員対象に拡充するためのリモートワーク体制を強化してきました。

緊急事態宣言の発出に先立って4月1日からは特別処理体制に移行準備を開始し、緊急事態宣言の後はメンバーの8割以上が自宅でリモートワークするとことを目標に、仕事の処理方式や管理方法を見直してきました。

その結果、先週の金曜(4月18日)には8割近いメンバーが在宅勤務し、週明けの20日(月曜)からは9 割近いメンバーが在宅勤務することとなりました。
そして、
仕事処理のパフォーマンスとしては、普段通りと言って良い質と量の仕事をやっていける状況になっています。

創英は、20数年の歳月をかけて、多くの有能なシステム系人財と多額のITC設備資金を投じ、高度な情報処理/通信ネットワークシステムを築き上げてきました
この人と設備と知的財産(創り上げたシステム財産)が、今回の新型コロナ対策で大きな役割を果たしています。

創英のメンバーは、自宅のPC端末を創英本部のサーバーにリモート接続することで、独自開発した基幹業務システムにアクセスして業務することができます。
また、
創英のメンバーは、独自開発した創英コミュニケーションプラットフォームを利用して、所員相互間で情報共有や意見交換もできるので、自宅に居ながらにして仕事上の協力協働や連携を図ることもできます。

このような情報処理インフラが整備されていたので、創英における在宅リモート勤務への移行は急速かつスムーズに進みました。
「なんちゃって」在宅勤務とか「名ばかり」在宅勤務とか、そういう緊急避難的かつ一時的な在宅での働き方ではない、本当の意味での在宅での働き方を実現しました。

新型コロナの感染拡大は今も続いており、緊急事態宣言が仮に5月6日に解除されたとしても、出勤の自粛は解除後も続きそうな気配です。
東京では、混雑した通勤電車をなるだけ避けることが、最も効果的な感染防止対策であると思っています。

なによりも、所員の健康と命を守るために、丸の内オフィスに出勤しなくても仕事のパフォーマンスを十分に出せるように、仕事の環境をリモートワークを軸として整える、
創英は今後、そこに注力していきます。

出勤自粛の期間が伸びて、夏まで、秋まで、さらにその先まで伸びたとしても、平時の通常勤務のパフォーマンスと同等、あるいはそれ以上のパフォーマンスを実現したい、と考えています。
  
Posted by soeipatent at 16:59Comments(0)

2020年04月09日

組織構成も働き方も、今までと異なる「新生」創英

世界中が新型コロナの感染拡大に震撼している。
ようやく日本も「緊急事態宣言」が発令された。
法的拘束力のない宣言が、遅ればせながら発令される以前に、世間では自粛ムードが蔓延している。

法的拘束力がないから、営業停止した店舗等への補償責任は免除される。
御上(おかみ)に責任が降りかからないように、返り血を浴びないように、よく考えられた(?)伝家の宝刀。
やっと抜かれたが、その効果が出るか否かは微妙だろう。

「ギリギリ持ちこたえている」という名セリフで、長く引っ張り過ぎた(と思う)。
法的拘束力がない/御上に責任がフィードバックしない緊急事態宣言なら、もっと早く出しておくべきだった。
遅くとも春分の日の前に。

東京オリンピック延期問題が佳境に入っていた彼岸の頃なら、もっと効果が期待できた。
それから2週間後の現在では、世間はいわゆる「自粛疲れ」していて効果が薄いだけでなく、自粛ムードの長期化により経済・生活への打撃も深刻化している。

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日本の特許事務所の対応を見ていると、対応はバラバラだ。
大事務所は概して、総論的には「必要な」対策をしている(と言っている)ようだが、各論ではどうなのか。
オフィスを閉鎖して全員がリモートワークに入っている(と公表している)中規模事務所も複数あるが、少数派だろう。

「最悪を想定せよ、さもないと最悪が起こる」、「最善を期待し、最悪に備えよ」というのはベンジャミン・フランクリンらの名言だ。
希望的観測に惑わされて、この新型コロナ禍への対策を中途半端に終わらせてはならない。

「最悪の事態」とは、例えば新型コロナの蔓延が長期化し、緊急事態宣言が6月、さらに7月へと延長されること。
または、
いったんは5月で収束するかに見えて、何か月か過ぎて今年の秋以降、または来年、再びコロナ感染がぶり返すこと。
あるいは、
新型コロナウィルスが世界のどこかで変異して、再び感染拡大の憂き目にあうこと。

考えたくもないが、最悪を想起して対策を立てておく、これが大切だと確信している。
創英では、段階を踏んで一歩ずつ対策を積み重ねているが、未だ不十分だ。

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最悪事態になっても、慌てることなく前進していくことができる対策、単なる一時的な対策ではなく「根本的な」対策に取り組みたい。

創英は創業から34年を経て、海外の業界人にも「それなりに名の通った」知財系の事務所に成長した。
この新型コロナ禍を乗り越えた先で、今までとは異なる事務所に生まれ変わっていることをイメージしていきたい。
組織構成も働き方も、今までとは大きく異なる「新生」創英をイメージしながら、この新型コロナ対策には「本質的かつ根本的なところ」から取り組んでいきたい。
  
Posted by soeipatent at 18:30Comments(0)

2020年04月03日

新型コロナと桜の木

特許庁から本日付けで新型コロナ対策の発表がありました。

手続期間の延長等に関する発表です。
創英では、既に緊急時の準備も含めて、着々と対策していますが、さらに強化したいと思っています。

ところで…
9回目の開花この特許庁発表は、緊急事態宣言を出す前の「地ならし」の一つでしょうか?
それとも、
このまま「自粛のお願い」を続けて長引いていくのでしょうか?

新型コロナ問題の当初、某国首相は特措法に基づく緊急事態宣言について、
「必要とあらば、大胆かつ躊躇なく私の責任で対応する」
という趣旨の発言をしていたと記憶しています。

それがやがて、
「ギリギリで持ちこたえている状況、現時点では緊急事態宣言を出す状況でない」
という言い方に変わり、今も続いています。

他方で、最近は、
「特措法は法的拘束力がない」、「海外と違って有効性が乏しい」
というような断片的な発言が、政府筋(政府の方面)から多くなっているように私は感じています。

そうこうするうち、
東京での新規感染確認者は1日あたり97人となりました。
慶應大学付属病院のような有名な大病院の院内感染も目立ち、医療従事者も感染があるようです。
医療崩壊なんて事態は、ゴメンこうむりたい。

この調子でいくと、政府筋からは、どんな言葉が流れてくるのか…。
まさか、
「もはや手遅れと言わざるを得ない危機的状況です。法的拘束力のない緊急事態宣言では対処が困難です」
なんて発言は、誰も聞きたくないですね。

今日は金曜日です。
明日からの土日も、「ギリギリで持ちこたえている状況だから自粛を宜しく」という感じで過ぎていくのでしょうか? 

私は日曜日、自宅前の桜の木の下で、「ひとり花見」を楽しもうかと思っています。

【アップした写真】
丸の内オフィスの私のデスクの脇の胡蝶蘭です。
親しい旧友から、私の還暦祝いに贈ってもらいました。
あれから、やがて8年。
こういう未曽有の状況下では年齢のことなど言っていられません。
健康には十分に留意し、体力を蓄えながら頑張っていきます。
  
Posted by soeipatent at 12:55Comments(0)